これは、GAPMINDER(http://www.gapminder.org/)という素敵な統計サイトを使って
つくった、世界各国のGDPと医療費と平均寿命の関係図です。
みんな概ね、収入の10%を医療に使ってるんですね。どういうわけか。
これはどんなに収入が上がっても、下がっても、大体一定の関係みたいです。
そして、1人当たりGDPと1人当たり医療費が増えていくと、
平均寿命が延びていってます。
でも、どうやら1人当たりGDPはUSD10000ぐらい、
1人当たり医療費はUSD1000ぐらいで平均寿命延伸の限界がきて、
それ以上GDPなり医療費を増やしても、平均寿命は延びていない、
という理解です。
GDPと医療費のどちらが(もしくは両方が)平均寿命に貢献しているかは、
わかりません。
もしかしたら医療なんかなくても、薬なんかなくても、
ご飯をちゃんと食べることができて、衛生的な環境で暮らせるインフラが整って、
犯罪や事故が減るような経済状況になれば、
平均寿命はグイーンと延びるものなのかもしれない。
でも、医師会さん等は、日本の平均寿命が延びたのは医療のおかげだ!
と、叫んでいる。なんでそう言い切れるの?根拠は?
どうなんでしょう?統計家のみなさん。
おしえてください。
これは私の仮説ですが、やっぱり平均寿命の長さということでは、
上記で書いたようなGDPの貢献が大きいと思う。
大体、平均寿命が短い国って、乳幼児が感染症とかでバタバタ死ぬからでしょ?
そこがクリアできれば「平均」はグッと上がるのでは。
そしてそこは、「医療」の出番ではなく、衛生面とか栄養面とか、
経済マターだと思うのです。
でも、人は医療に財布の10%は使ってる。何故なのか?
これは、一種の保険というか、おまじない、お守りというか、
精神的な効果(プラセボ?)が大きいと思う。
そう、医療の半分は宗教だ!(なんか怒られそうだな笑)
みんな、「一応」診てもらいに病院いくでしょ?
医者から診断というお告げをもらうことで、「安心」しにいくでしょ?
けっこうな割合で。
だから、医者はわがままだし偉そうだし根拠のないことを言ったりするけど、
それは、「教祖」だから仕方ないし精神的効果がある、というわけです。
けっこー本気で言っています。