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もっちーのせかい

肥満について

「ポリコレ」の流れの中、「デブだって個性」という意見が多い。
一方、「デブは醜いし怠惰だし病気だから悪」というのが保守層の意見だろう。
さて、どちらが正しいか。

先天的な病気で太りやすい、太ってしまう人はいるだろう。
その人を責めたり、嘲笑するのは間違っているだろう。
しかし、単に自堕落な生活をしていたり、豚のように貪り食って肥満になる人もいるだろう。
その人は責めるべきだろうか。
そもそも肥満は悪だろうか。何が悪なのだろうか。

私は、犯罪を犯してしまったり、病気になるのは、
本人の資質の問題というより、そういう境遇に追い詰められてしまった環境や
社会の問題だと思っている。社会に不公正やひずみがあるから、
しわ寄せが来る人が、マクロで見れば必ずいる。
あとは不運もある。これだけ人口が多ければ、何も悪くないのに不運が連続して、
社会を信じられなくなってしまう人も統計的には必ずいるだろう。
それと同様に、なにかストレスや辛さがあって食べてしまうこと、
消費できないことを、100%本人の資質・行動の責任といえるだろうか。
言えない。

ただし、100%言えないだけで、いくらかは言えるだろう。
そこが問題なのだ。オールオアナッシングではないのだ。

肥満の問題点は何か。
醜い。これは主観・好みの問題かもしれない。
デブ好きもいるかもしれないし、氷河期にはデブのほうが生き延びられるかもしれない。
邪魔。これは物理的事実だ。電車や飛行機に同じ料金で乗ってほしくない。
医療費がかかる。これも、現代医学のもとでは概ね事実だ。

「太った豚より、痩せたソクラテスになれ」という言葉がある。
太ると幸せ物質が放出され満足し、やる気がなくなり頭が悪くなる。
これは大昔から言われている。
古代ローマは、「パンとサーカス」で民衆を統治したといわれている。
これは、たらふく食わせてちょっとした余興があれば、みんな満足して馬鹿になって、
統治者は好き放題できる、というわけだ。
知性を持った人間の、人間らしい生き方として、肥満でいることは良くないことだ。
私はそう思う。

つまり、肥満には悪い要素がやはりある。

つまり、マクロで見れば、肥満の人にも原因・責任はあって、
肥満は悪い要素があるのにも関わらず、
「肥満は個性じゃん。素敵じゃん。責めるなよ。認めろよ。」
と開き直るポリコレは、やはりちょっと無理があるのだと思う。
個々にはそういうケースもあるが、全部がそうではないということだ。

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