結果に執着せず、ただ正しい行為あるのみ。
バガヴァットギーターもそう説いている。
結果は運の要素がある。どんなに才能と英知のある人が、
どんなに真剣に頑張っても、結果が出ないときだってあるのだ。
人間社会とはそういうものだ。
それなのに結果を出すことにこだわるとどうなるか?
結果が出なかった時に絶望するか、結果を確実に出すために不正を働くかだ。
企業の不祥事の多くは、結果へのこだわり、結果で評価するというシステムによるところが大きいと思う。勝負、資本主義の履き違えというか、勘違いというか。
結果にコミットしてはいけないのだ。
だから本当は、成功報酬とか、成果報酬とか、やめたほうがいい。
委任の趣旨はベストな行為をすることなんだから、時の運で利益が上がらなかったり、
裁判で負けてもそれは仕方ないことだ。
まあ、そのベストプラクティスは評価が難しいから、わかりやすい結果評価に逃げてるということなんだろうけど、安易すぎる気がする。
結婚式のときに、相手を「絶対に幸せにします!」などという誓いも同じ。
出来ないことを誓ってはならない。
絶対なんてこの世にはないし、幸せという主観的なものを「提供」することもできない。
本人が幸せだと感じなかったら責任取れるのか?ある意味無責任だろう。
まあ気持ち、ってことなんだろうけどさ。