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もっちーのせかい

積極的労働市場政策

消極的労働市場政策として失業保険があるが、
積極的労働市場政策というものがある。
これは、ハローワークで雇用創出したり、職業訓練給付したりするものだ。

民間の紹介や派遣が充実してきたいま、ハローワークの存在意義もよくわらないが、
職業訓練給付の意義もよくわらない。なぜ自由市場で求められる労働者のスキルを行政が判断できるのだろうかという本質と、しょうもない教材や語学教室に助成金を出すだけという現実的なタマのショボさがある。正直言ってそんなことに税金・保険料を使ってほしくない。

ワークシェアリングは大事だと思う。
私は何度か転職を経験し、失敗し、色々苦しい思いをしてきたが、最も辛かったのは、無職の経験だった。社会と何のつながりもなく、日々食料を買って消費して過ごす、無駄飯食いの人生。自分の社会的な存在意義を感じられず、独身だったから特に強かったのかもしれないが、人とコミュニケーションをとる機会がない。これは、本当に心身を病む。
人は、いくらお金があろうが余暇があろうが、仕事をしていないと生きられない。
そう強く実感した。
なるべく仕事をしないで済むように効率化を目指して文明を進めてきたのに、仕事をしていないと不幸になるとは、実に皮肉なことだ。

だから、マクロの仕事の総量が減ってしまう局面は仕方がないとして、理想的なのはその絶対量が減った仕事を、全員でわけあうことだ。これが一番効率的な配分システムであり、積極的な職業訓練の機会提供であり、心身を健全に保つ政策だと思う。

ベーシックインカムという方法は、上記の観点で、お話にならない最悪の政策であろう。
世の中が鬱病であふれるに違いない。
いやしかし、余暇人口が大量に発生すれば、たとえばみんなで組織化されたスポーツ競技に熱中することで、心身の健全を保てるのだろうか。うーむ。
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