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もっちーのせかい

神話から哲学へ 古代ギリシャ

古代ギリシャのポリスでは奴隷が生産的な労働をして、
自由市民が軍隊であり有閑階級であった。
武装をしてるけど、戦争時以外はひまだったろう。
だから色々考えて、議論をして、自然哲学が生まれたのかもしれない。

まず文字が生まれた。ギリシャ文字というのかな。
どうして文字を生み出せたのかはよくわからないけど、
とにかくこれで、それまで口承で伝えられていたことを記録できるようになった。
代表例が神話だろう。
ホメロスとヘシオドスという人が最初にそれを本にした。
話し言葉だけじゃなくて本ができたということは、
沢山の人が同じ文章を見て、内容について議論できるようになった
ということが大きいようだ。

それで、神々の物語として納得してきた自然現象の様々を、
もっと理性的に、論理的に考えてとらえようとしはじめたんだな。
それで色んな自然哲学者が現れ、ソクラテスやプラトンやアリストテレスにつながっていく。
やっぱり、しっかりと論理的に深く考えるには、文章化することが必要なんだな。
そしてこれは、哲学といってるけど、まあ、科学だよね。
植物が土からニョキニョキと生えてきて、枯れて無くなる、
人間が生まれて、生きて、死んで消える、
太陽が昇って、月が昇って、季節が変わり、川が氾濫する。
そういう自然現象の仕組みを解き明かそうとしたものだ。
答えがあるものを神話ではなく理論で説明しようとしたものだ。

これは、宗教とは違うものだろう。
勿論、宗教もそういう面はある。どう考えても、いまだによくわからない
宇宙の始まりとかを、「神」で説明して納得しようとしている。
でも、ユダヤ教もキリスト教も、自然のシステムを論理的に説いたものではない。
どちらかというと、人間に焦点をあてている。
人間の生き方、人間関係、幸せなあり方。
ただ、仏教はどちらかというと、ギリシャ哲学に近い内容かもしれない。
なんだか世界はグルグル回っていて、循環して、サークルオブライフで、
それを輪廻転生と言って、世界を理解しようとしている。

なんかこう、あれかね、食糧もあって安定していて生きていくのに
そんなに不自由が無いアジアやギリシャのポリスでは、
自然とか宇宙とかの理解に興味がいって、
土地もやせてて争いが激しい不安定な人々(ユダヤやヨーロッパ)では、
リアルに苦しい人間が幸せになるための知恵が宗教としてあみだされて広まる。
なんかそんな気もする。

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