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もっちーのせかい

思い出のマーニー からのジブリ考

ジブリの思い出のマーニー観ました。
ちょっと難しかったけど、カタルシスあって、よかったです。
こういうカタルシスを必要としている人が日本には多くて、
しかもこれからドンドン増えると思ってるんだけど、
でもこういった作品があまり流行らないということは、
みんなまだそんなに病んでないということか。
それともこの作品を知らないだけか(プロモーションの問題?)。


  

ちょっとネットで拝借したジブリ作品の興行収入と観客動員数のリスト。
思い出のマーニーは30億円ぐらいらしい。つまり興行的には失敗。
全盛期は2000年前後の「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」あたり。
どれも僕としてはイマイチな作品ばかり。

自分の好きな作品ランキングは、あえて甲乙つけたら大体こんな感じ。
1. 天空の城ラピュタ
2. 魔女の宅急便
3. となりのトトロ、風の谷のナウシカ
5. 借りぐらしのアリエッティ、思い出のマーニー

興行収入的には全然な顔ぶれ。
これは一体どういうことか。
自分があまりにも作品のシュミが変わっているのか。
そんなことないと思うんだけどな。
結構みんなの評価も、上位は同じ感じなんじゃないかな。
つまり、映画の興行収入って、中身とあんまり関係ないことが多いんじゃないか。
なぜか。
じゃあ何によるのか。

映画って、基本的にあんまりリピーターがいないと思う。
2回目以降は大体DVDレンタルになるだろう。
だから、レンタルの回数をみないと、その作品の「実力」はわからない、
というのがまずひとつ。

本当に内容の良い映画は口コミで広がってみんな観に行くかもしれないけど、
大体は、広告・宣伝の力の入れ具合と、「ジブリだから」とか、「ディズニーだから」
とか、「スターウォーズシリーズ」というブランドで何を観に行くのか
決めているからだろう。そりゃそうだ。観るまではそういうことで決めるしかない。
だから、前作が評価が良ければ次回も観に行こうか、ってなるし、
前作の評価が良ければ次回のプロモーションに金をかけられるから、
みんな宣伝攻撃を浴びて、じゃあ観に行ってみるか、ってなる、と思う。
前作の評価と今作のプロモーション、つまり今作の内容は今作の興行収入に関係ない。
これがおおきいかな。

内容が良い、カタルシスがある作品は、きっと繰り返し観られるはず。
だから興行収入に一喜一憂せず、どうか良い作品を作り続けてほしいです。
って、当然わかっていらっしゃるかもしれませんが・・。
テレビ放映とか、DVD販売・レンタルから、コンテンツメーカーがどうやって
お金をとるかという方法論、パワーバランスの問題になっていく。
そこが、それそのものを観に行くしかないライブである演劇とかと違って、
難しいところなんだろうな。演劇のリピーターは全部その演劇に来る。
映画にカタルシスが無い、求められていない、リピーターが無い、
ということではないよね。

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