ばかの一つ覚えみたいに「人手不足」と言われ、
解決策として女性、老人、外国人を狩り出そうとしているが、
それは正しい問題認識と解決策なのか。
経済原理からすれば人手不足になる企業は、
給料等の魅力に乏しい企業だ。
なぜ給料が低いのかといえば、儲からないか経営者がおかしいからだ。
つまり社会に必要とされていないのだから、そうなる。
そういう会社の人手不足は社会的な問題ではない。
そうではない特別な事情で人手不足の企業なり業界があるだろうか。
介護業界は、税金や保険料が儲けの源であり、
生産的な業界ではないので、特殊だ。
それはそうかもしれない。
みんな安月給で厳しい介護業をしたくないのは当然だ。
つまり業界の構造として問題がある。
そこに、女性、老人、外国人を投入しようとして、うまくいくのか?
やりたくないから誰もあつまらないところは、
労働力のパイを増やしたところで、やっぱり誰も集まらないんじゃないのか?
女性と老人が仕事をしたくてもなかなか現実として仕事がないというのか?
仕事をできる状態にないというのか?子育てや家事で?老人は、、、なぜ?
仕事がないというなら、人手不足の問題はない。
やっぱり単にその介護の仕事が魅力ないだけだ。
外国人はどうか?
たしかに、発展途上国の人が日本で出稼ぎできるなら、
きつくて日本人にとっては安い給料の介護職も、やる人はいるだろう。
つまり、日本人がやりたくない介護という仕事を、
東南アジアの安い労働力に放り投げたいという話だ。
「人手不足」というとやっぱり語弊があるように感じる。