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もっちーのせかい

company

台風と選挙のテレビ番組はどうでもいい茶番だが、
昨夜BSのNHKでバーヨークという女優が日本の演劇部の高校生にコーラスラインの
レッスンをする番組をやっていて、全部観た。
時々こういう良い番組もある。

バーヨークは今はもう70歳だが、元々ブロードウェイのコーラスラインの
オリジナルキャストでコニーを演じた大女優だ。
70歳とは思えないエネルギーと適格な言葉に感銘をうけた。

「親ができるのは、子を見守ることだけ」
「companyというのは、同じものを目指す仲間ということ。私たちはcompany」

そうだよね。本当にそうだよ。
親の希望や夢や価値観を子に押し付けるのは間違ってるし、
何でもかんでもやってあげて、買ってあげて、あれは危険、これも危険、
心配だからやめろ、とケージに入れるのも間違っている。
親がすべきは、子が独り立ちして自分でえさを取って生きていけるようにすることだ。
そのためには、自分で考えて悩んで成長して巣立つのを、見守ることだけ。
それがわかっている親は多くは無いけど、子は自分でそれに気づいて、
親にこびることなく時には反発して、毅然として、自分の責任で自分で考えて
生きていかなければならない。
学校がそれを教えることができれば道を踏み外す子も減ると思うのだけど、
そうはなっていない。最近は知らないが、僕が学生の頃はむしろひとつの価値観を
強制して刷り込ませているように思えた。
そういうところが日本のおかしなところだと思う。

会社という意味でつかわれる「カンパニー」は、元々仲間と言う意味だ。
なにかひとつの目標に向かうチーム。
でも、劇団はまさにcompanyかもしれないが、
現代の多くの大企業は、そういう意味のカンパニー感はほとんどないだろう。
既存の大企業は、手に入れた金と権力の維持機構であり、
そこからのおこぼれをもらう人々が言われた作業をやる場所になっている。ほぼ。
どうしてこんなことになってしまうんだろうか。
これでみんな本当に幸せなんだろうか。

舞台俳優は、安定もないし厳しい世界だし、お金も家族も持てないかもしれないけど、
樹液に群がって暇を持て余してる大群よりも、
よっぽど活き活きと人生を生きている、
私にはどうしてもそう思える。


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