アジアの某国で、元ハンセン病難民として、
苦しんでいる人のニュースがあった。
彼が言っていた。
「みんな私を避けるから、仕事ができない。仕事がない。
だから物乞いとして暮らすしかない。
しかも、(私を虐げる)こんな社会のために、
どうして頑張って仕事しなければならないのか。」
わかるなあ、その気持ち。
私は彼ほど過酷な状況ではないかもしれないけど、
最期の言葉は、ほんとによくわかる。
そう。そういう結論を下して、物乞いとして一生を過ごすのも、
間違いではない。自殺するのも、間違いではない。
でも、自分がそう決めつけたら、断定したら結論をくだしたら諦めたら、
本当にそれでおしまいなんだ。特に死んだら取り返しがつかない。
本当にそれでいいのかな?本人。自分。
いじけてるだけ?
いじけてれば見かねて誰かが手を差し伸べてくれる、待ち?
じゃあどうすればいいか、なかなかわからないけど、
ひとつの正解はないんだろうけど、
諦めたりいじけたりするのは不正解なんだろうと、
今の私は、やはり思う。