EV(電気自動車)というのはミニ四駆みたいなもので、
誰でも簡単に作れちゃうってことらしい。
たとえば3Dプリンターみたいのでハコをポンと作れば、
あとはコンセントで充電するだけ。簡単。
つまり、100年カイゼンを続けたガソリンエンジンの自動車メーカーたちの優位性が
まったく無くなるという、完全なるゲームチェンジなのだ。
エコという理由は本質的に怪しいとは思うが、
もしEVが普及したら、トヨタとしては脅威だ。
だから、自動運転とかAIとかIoTとか、車体自体ではないサービス・テクノロジーに
注力を始めたのだ。つまり、トヨタのコンペティターは今やグーグルなのだ。
自動運転というのは、何を指しているのか、どういうイメージをもつのか、
人によってかなり違うとは思うが、今走ってる自動車の運転席が全部無人になるというのは、
やっぱり無理だと思う。無理だし、不要だと思う。そんなこと。
高齢者ドライバーの問題や、事故を減らす取り組みは大変重要だが、
完全自動運転にする必要はない。
ドライバーのエラーを防ぐサポートができれば済む話だし、
高齢者は、例えば必要な物資を高齢者宅まで運ぶとか、
別のアプローチで問題解決できると思う。
要は、言いたいことは、自動車に限らず、何でもかんでも自動化するという発想に、
大いに疑問をもつ。動物なんだから、自分で色々手足を動かしてやった方がいい。
そっちの方が幸せだと思う。すべて自動化とかVRとかいう発想では、
自らマトリックスの世界に飛び込んでしまう。
なんか要介護者の伸びに拍車をかけるような気もする。
テクノロジーが発達するほど、人は暇になり、馬鹿になり、スキルが低下している。
これは果たして幸せなことなのだろうか?
そろそろ本気でこういうことを議論する社会になってもいい気がするのだが。。