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もっちーのせかい

男尊女卑

ポリコレの時代、形式的には滅んだが、結構な数の人がいまだにこの思想に
知ってか知らずか冒されていると感じる。老若男女日本人。
学歴や地位がある人ほどむしろ多いかもしれない。

どうしてそうなるのだろうか?
もしかして男尊女卑は一理あるのだろうか?

それは違う。
何度考えても、役割分担したり、経済格差が結果的につくのは何の問題もないとして、
人間として「尊」と「卑」、「上」「下」といった身分格差があることが、
正しいはずは無い。

夫が仕事に出て、妻は出産・育児と家事に従事してきた。
その役割分担は歴史的事実であり、機能してきた。
現代、その役割分担が100%である必要はなく、
子どもを持たない人や、結婚しない人や、
仕事に人生を捧げたい女性や、
育児と家事に人生を捧げたい男性が出てきたということだろう。
そういう生き方を否定する権利は誰にもない。
本人が本当にそれを望んでいるとすれば。

では、なぜ本来は役割分担であるはずの男女、夫婦関係を、
いつのまにか「尊卑」と人々は勘違いしてしまったのだろうか?

これは、会社の上司と部下の関係に似ていると思う。
本質的には、上司はチームを勝利に導くためのマネジメントが得意で
その役割を担っている人であり、部下はプレーヤーである。
ただ、機能的にどうしても金と権力が上司にあるため、
部下の生殺与奪を上司が握っているように見える。
そして、上司がエシックスを失えば、部下は簡単に下僕になってしまう。
そういう残念な上司が増えた結果、なぜか上司と部下は役割分担ではなくて、
上下関係になってしまった。
夫婦関係も同じで、単に役割分担であるはずなのに、
金を握る男が「偉い」と勘違いして、いつのまにか男尊女卑になってしまった。
という面があるのではないか。

ただの役割分担なのに、いつのまにかお互い上下関係が刷り込まれてしまい、
男は偉そうになり、女は自分を卑下するようになった。
育児や家事といった分担は「卑しい仕事」になり、
会社の仕事や勉強は「尊い仕事」になってしまった。
そして女は自立を忘れ、より尊い男に養ってもらうことが至上の喜びであると勘違いして
「婚活」にはげみ、男は女を「買い」「必ず幸せにし」、
両親は娘を「くれてやる」と勘違いするようになってしまった。
尊い夫は「主人」(メイン)であり、卑しい女は従属物で、
夫が死んだら「未亡人」(まだ死なない人≒従属物だけでは生きられない)。

いまだに結婚式をはじめ、社会的にはびこるこれらは、すべて長い年月を
かけて形成されてしまった「勘違い」である。
男女どちらかが悪いということではない。
両方がそうしてきて、そうなってしまったのだ。
みんなでこれに気づいて、良い方向に男女関係を変えていこう。意識して。
そうしないと、意図しない非婚・晩婚は無くならないと考える。
いくら婚活にいそしんでも、徒労に終わると思う。


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