僕は東京大学経済学部(文Ⅱ)にほぼ独学で合格した。
田舎だからまともな進学塾ないし、中学も高校もアホだし、
授業も全然出席しないで一人で図書館とかで勉強してた。
親も頼りにならなかった。
やってたのは、ひたすら問題を解いてたこと。以上。
また、僕は国家公務員Ⅰ種試験経済職にもほぼ独学で合格した。
大学には元々全く行っていなかった。講義なんかつまらなすぎて。
一方的に政府お抱えの保守的なジジイの話を聞かされるだけだし。クソ。
やってたのは、こちらもひたすら問題を解くこと。以上。
そこからシューカツして企業に入り、
何度か転職はしたものの、特に留学とかはせず、今に至るんだけど、
仕事の、社会人の、ビジネスの基礎って、何なんだろう。
自分にその基礎は、本当にあるのかな、と、今さらふと不安に思った。
学校でビジネスの基礎を学んだとは一切思わない。
漢字とか算数とかは基礎に入るのかもしれないけど、
それだけで、あとは価値観の強制、洗脳ばかり。
本当のビジネスの場では、クソの役にも立たない。
むしろ害悪。大学も一緒。
日本的大企業でも、学んだとはあまり思えない。
日本的会社の在り方とか、日本社会の構造とかはわかったし、
エクセル、パワポ、ワードやメールの送り方ぐらいは基礎に入るかもしれないけど、
それ以外はグローバルで使えるか本当に怪しい。
ものの考え方とか、スタンスとか、コミュニケーションの方法とか。
さて本当のビジネスの場って、何だろう。
起業、エグゼクティブ、海外、新規事業、外資系、戦略、財務、マーケティング、
あたりのキーワードかな。
そこでの基礎って、何だろう。どうやって身につけるんだろう。
独学で身につくんだろうか。MBAとらなきゃだめなのか。
そもそも基礎ってなんだろうか。
幸い僕には、音楽や、バレエや、の分野で一流の友人が何人かいる。
彼らに聞いてみたら、「基礎」は独学では難しい、と、みんな口を揃えて言う。
ほほほう。
なんなんだ、その基礎って、なんだろう。どうして独学できないんだ?
聞いてみた。そしたら、みんな同じことをいう!!!
「変な癖がつく」
なんてこった!!!!!
オーマイガ。アンビリーバボ。マンマミーア!!
やっぱり本当の一流になるには、怪我せず長く続けるには、
本物になるには、変なフォームで、一時的な腕力でえいってやってたらだめで、
正しいフォームを身に付けないといけないんだ!!!
たしかに、一流の人ってみんな、すごく素直だし、フラットで固定観念がないし、
バランスが良い気がする。たしかに・・・。
こんなことに今さら気付いた。
でも、すごく大事な確信だ。
ビジネスにおいては、MBAで勉強するようなフレームワークも大事かもしれない。
でもその前に本当に大事なのは、フラットな考え方、認知の仕方だと思う。
固定観念とか、思い込みとか、先入観とか、洗脳とか、
まさに「癖」そのものだよね。
各分野のプロに言わせたら、最も最初に排除しなきゃいけないものを、
日本は、カイシャは、ずっと国民に叩き込んでいる。
そりゃあグローバルなビジネスで、勝てっこないよ。。
でも僕は、遅いかもしれないけど、それに気付けた。
本当に良かった。みんな早く気付いてほしい!
追記:
えーつまり、独学ってのは、ストイックにやってりゃいい分野
(受験とか資格とか)では十分な方法かもしれないけど、
変な癖がついて、とても危険だということです。
僕は、その癖に気付いて、修正するのに、17年かかりました。
その癖をつけてきたのと同じ年数ぐらい。
なんてこった。
だから、一流のビジネスパーソンになるために重要なことは、
自分と同じぐらいか、それ以上のレベルの人と、たくさん議論することだと思う。
なぜなら、ひとりでは考えや視点が偏るし、アイデアにも限界があるから。
ひとりでずっと考え込んでるのは最悪!
だから、なるべくレベルの高い同僚と、オープンに議論できる会社に身を置く。
無理ならなるべく社外でそういう機会をつくる。
クソ会社でも、たまにはまともな人がいるし、全員に語りかければ、
nが大きければ中には聞くべき意見が返ってくるかもしれないし、
少なくとも一人で考え込むよりは、大間違いや大きな見落としは防げる。
だから、人と話すことって、重要なんだ。
当たり前かもしれないけど、改めて。