テクノロジー、AIやIoTや、が発展しまくった未来。
バーチャルの世界でほぼリアルに何でも体験できて、
脳波(信号)のコントロールで、どんな感情も自在にコントロールできて、
どんな記憶も消したりインストールしたりできて、
人工臓器や補助マシンで寿命が何百歳にも伸びて、
目的を達成するのにベストなプロセスはAIが全部教えてくれて、
そんなことが実現する時代になったら、一体どうなるだろう、人類は。
そもそも人間ってなんなんだろう、
というテーマに帰ると思う。
身体が半分以上人工物で何百年生きたとして、
それが何だっていうんだろう。
脳に直接注入する知覚でどんな気持ちいい体験もできるとして、
それが本当に幸せなんだろうか。
そういう、急激過ぎて動物的に、遺伝子的にまったく適応できない
事態に対して、我々はどう反応するだろうか。
拒否反応が起きる気がする。
そんな作られた感情や体験はいやだ。
そんな人造人間になるなんていやだ。
インチキだ。
「正しい」ことは自分で判断して決めるし、
体験は自分が人とリアルにすることに価値があるし、
限りある生を自分が謳歌できればそれでいい。
そう思う人がマジョリティになる気がする。
人類は原始に帰って行く。