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もっちーのせかい

日本は「営業」社会

「営業」の仕事。
営業マン。セールスパーソン。コテコテの営業。枕営業。
「営業」って、言葉としては曖昧で、意味不明。

物質的、経済的に飽和して、もうどれでも製品・サービスなんてみんな同じだよ、
という中で、誰から買うか、どの営業から買うかが判断基準になる。
そして、たいていその営業の人がしてくれることは、
話を聞いてくれるとか、気を使ってくれるとか、ご飯を一緒に食べてくれるとか、
お土産を持ってきてくれるとか、性の対象になるとか、
人間としてのコミュニケーションをよく取ってくれる、ということだ。
ロジカルなソリューションをどうのこうの、、、という話ではない。
ほぼ。少なくとも日本においてはそうだと思う。

それは、悪いことなのか。
バカみたいに無駄で、そんな営業マン全員クビにして、
その分、製品やサービスの価格を下げてよ、とずっと思っていた。
そういう見方は、当然ある。正しい。
でも、客がそのウェットなヒューマンサービスに価値を感じてお金を払っている、
という意味では、それはそれでひとつのビジネスなのかなあとも、思う。
それは紛れもない事実なのだ。
別にだましているわけではない。客がそれで納得しているのだ。
もしかしたらそれが価格にオンされるってことを
わかってない客がバカなだけかもしれないけど、
そういう面はあるはずだ。

飽和した先進国の人がみんなヒマになり、ヒマに悩むとすれば、
稼いだお金、ベーシックなインカム?を、どんなエンタメやレジャーに効率よく使うか、
ということが人生の重要なテーマになってくる。
その答えのひとつが、人とのコミュニケーションだとすると、
営業マンにウェットなサービスを受け、
それを製品価格に上乗せして払っているとすれば、
本質的におかしなことをしているわけではない。
余ったお金は、結局そういう使い方をするのだ。

ただ、セット販売になっちゃってるってことは、
やっぱり良くないことなのかもしれない。
そんなウェットなサービス要らないから安くしてよ、
とやっぱり思う人はその要望が受け入れられないわけだし、
余暇サービスと製品は別々に選択すればいいのにセットになってるということは、
人々の選択肢が狭まるということである。

やっぱダメか、日本の「営業」。

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