AIのレベルが上がってくると、ゆくゆく付加価値の低い、
単純労働ほど機械に取って代わられ、みんな仕事が無くなり、
ベーシックインカムが導入されて生活に難はないとしてもヒマが問題になる、
だからゲームとかyou tuberとかイベント企画みたいなレジャー産業が重要になる。
、、、というストーリーを信奉している人がいま多い。
私もそう思っている部分はありました。
でも、本当にそうでしょうか。
いま現在、AIに代わるどころか、無くなってもいい
無駄な人手、仕事が、旧来の大企業にあふれているでしょう。
窓際族的なね。
そもそもこんな無駄すら排除できないのに、
AIが進歩したからといって、人間の首をすげかえる理由にはならない。
そのトリガーにはならないのではないでしょうか。
また、仮にそうなったとして、
ヒマに苦しむ未来人に必要なレジャーは、
そんなスマホゲームのような刹那的な娯楽・快楽なのでしょうか?
最も早く「先進国」となったヨーロッパでは、
もっと普遍的な、人間にとって欠かせないものが、
例えば芸術やスポーツや哲学・思想等の知が、
仕事以外の人生に浸透している気がします。
日本人にはそういうものが足りないと思います。
テクノロジーが発展した未来は、
人間は、原始的な活動、価値へと帰っていくという、
そういう皮肉な動きが起こるのではないでしょうか。