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もっちーのせかい

在宅勤務

今朝の日経に、
「在宅勤務 定着へ制度充実 人材つなぎ留め 味の素、管理職に義務付け」
と一面トップにあり、まあとても違和感を感じたので筆をとりました。

これって本当は、どういう目的なんでしょうね。
在宅勤務の適否って、業界や会社や部署や人によるでしょうから、
一般化するのは難しいとは思います。

記事にあるような大企業なんかだと、
はっきりいって生産性が低いというか、
何もしていないのに高い給料をもらってデスクに毎日座っているおじさんが、
びっくりするぐらいたくさんいる、そしてクビにはできない、
というのが私のイメージですが、
そういう人たちが、勤務時間を減らされる(給料が減る)でもなく、
無駄に出勤して一日中座っているという苦痛を感じることもなくなるという、
おじさんにとっていいとこどりの制度という風に見えますが、
そういう理解でよろしいでしょうか?

まず、向かうべき正しい姿としては、
やることが無いならそんな人は(お互いのために)辞めてもらうか、
すくなくとも「休み」でいいと思うんですね、
いちいち在宅ワークなどという言い訳を使わなくても。
仕事ないなら休みにして育児なり介護なり遊びなりすりゃあいいじゃないですか。
そこがまず気に入らない。

次。本当に在宅ワークって仕事にとってプラスなのかってこと。
それこそ仕事によりますが、あえて一般化して言えば、
やはり日々人と会ってディスカッションしていないと、
ダメなんじゃないかなと思います。
文字や音声、動画のやりとりではなく、
実際に会うことでやり取りされる情報の多さ、
エネルギーや共感の伝播、こういったものが重要だと思います。
そういうコミュニケーションが必要な場合はちゃんと会社に行って、
それ以外の決められたワークをするときだけ在宅なんだというのであれば、
たまには在宅もいいでしょう。でも、あくまでたまに、ですよね。
そもそも、日本の大企業は個人や部署に明確な期待アウトプットがない場合が多い。
なんとなく会社にいて、なんとなく振られた作業をやって、
なんとなく、、、。だから、9時から5時とかいう「勤務時間」が決まっていて、
その間会社にいれば、「仕事したということになっている」、
というのが、実態ではないでしょうか?
だから、在宅でできることは少ないでしょう。
明確な期待アウトプットがないから。
逆にいえば、大したコミュニケーション不要で、
どこでも切り離してできる部分的な作業なんて、
アウトソーシングして変動費にすればいいわけで、
正社員様を在宅にする正しい意味はないですよね。

そして、通勤コストの問題はまああるし、
台風や大雪の日も1分でも遅刻してはならないと、
みんなでぐちゃぐちゃになりながら電車に行列をつくるのは
本当にバカらしいとしても、
仕事とプライベートの「切り替え」って、
結構大事だと思うんです。
朝起きてからずっとパジャマで家の中にいて、
さあ仕事しよう、と、スパッと切り替えられますかね?
着替えて外に出て、歩いて、街の様子を感じて、
同じく仕事をする人と「おはよう」と会って、
そうして仕事モードに切り替わる方が、効率良いですよね。

というわけで、業種や会社や人によりますが、
総論的には今の日本の会社員での在宅勤務制度は、
非常に懐疑的です。


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