コーポレートガバナンスでも、
内部統制でも、
リスク管理でも、
名前はなんでもいいんですが、一番いつもいつも疑問に思うのは、
そういった「経営のしくみそのもの」がうまくいっている、実効性がある、ということを、
誰がどうやって評価するのかということです。
それは、監査法人とか、代表取締役とか、株主とかが
管理だか監督だか、名前はなんでもいいんですが、
文書とかデータをみて、「うん、ちゃんとしとるな」
なんて国語か算数のテストのように答え合わせできる、
評価できるものなのでしょうか。
違うと思うのです。
それを評価するのは、マーケットです。
お客さんです。ステークホルダーです。
結果として、その「しくみ」がうまくまわっている企業の
売上があがり、利益があがり、キャッシュフローがあがり、時価総額があがる。
そういった結果的な数字でしか評価できない。
企業の問題解決の成否は、一義的には結果的な財務情報でしか判定できないし、
その判定は自由な競争の成果であるならば、十分なこたえになっている。
そういうことだと思うのですが。。。