日本のテレビドラマや映画、小説、舞台は、
ストーリー偏重だったり、アイドル主義だったり、
感情を爆発させたりエロやグロが激しかったりが多くて、
なんとも低俗だ。
俳優側も観客側もレベルが低い。
とにかく激しく、自分の感情を劇的に込めて泣いて鼻水垂らして
顔をグシャグシャにして大振りに演技するのがいいと思ってる人。
逆に、自然がいいと思って普段の自分の動き、喋りに徹する人。
どちらも間違っている。
俳優個人の感情などどうでもいい。
作品の感動とドラマを忠実に伝える導管としての役割が俳優の存在意義だ。
別に俳優個人の日常や、激情を伝える場ではない。
そこを勘違いしている人が本当に多い。
役にあわせて異常に激やせしたり、激太りしたり、そういう俳優も
この部類に近い。それは本質ではない。
そんなことしなくても作品のドラマは届くはずだ。
めまぐるしいストーリー展開で、どんでん返しが面白くていいと思ってる人。
これも最近多いが低俗だ。
ラスト五分の大どんでん返し!
とかいうのはこの手の低級作品だし、
ネタバレとかで怒る人もレベルが低い人。
本当にいい作品のドラマは、筋なんてシンプルなものだ。
何度見ても、カタルシスを感じるものだし、
そのカタルシスが目的なのだ。
だからいい作品は、何度も観るもの なのだ。
ハラハラドキドキもたまにはいいが、
それだけを求めるのは幼稚だ。
スター主義やアイドル主義は、論外だ。
タレントの舞台や、宝塚や、AKBみたいなアイドルや、
は、舞台の品位を見事に下げてくれている。
かっこつけて、太ももやケツを出して、愛想を振りまいてファンを集める
それらは、キャバクラやホストと何も変わらない。
ただの水商売だ。
舞台と呼ぶのもおこがましい。
無駄に血が出たり、暴力的な描写が激しいものも、ホラーも、
低俗だ。刺激を提供しているにすぎない。
しかも、良くない刺激を。
もっとまともな感動、カタルシスを伝える作品や、
それを支える本物の俳優、観客が、増えてほしい。