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もっちーのせかい

ポカホンタス

ディズニーアニメ。
これもアラン・メンケンですか。
すごいねえ彼は。

映画は、とっても壮大でセンシティブなテーマを、
きっと物凄い批判や意見があったろうけども、
なんとかよくまとめたというか、
よくチャレンジしたな、という感じ。

なんだか、オバマ大統領の広島でのスピーチと似てると感じました。
綺麗な理想を、描いてみました、みたいな。
それはそれでいいと思う。必要だと思う。

アメリカに向かう船の中でイギリスの総督が、
「自由と繁栄をもとめて・・!」とうたう。
そう、いつの時代だって、どんな人だって、
チャレンジャーってそういうものなんだと思った。
現状に満足してないからチャレンジしたいと思う。
満足できないのは、ガバナンスが悪くて、アンフェアで、
自由と公正がないからだと思ってる。だからチャレンジして、
自分のフェアネスを新しく創り出そうとする。
でも、新しく創り出すということは、必ず何かを奪う。
それはネイティブ・アメリカンの生活だったり、
既存のマーケットだったり、他の国や宗教組織だったり、様々。
そうして出来上がった新しいsomethingは、国や会社や、
新しい組織と秩序を創り、また新しい被支配者を作り出し、
アンフェアを感じる人が必ず出てくる。
それを感じない人がひとりもいない、
完全に全ての人間が自由だという状態は、
かつて実現されたことは無いだろう。
自由の定義は難しいけども。

ただ、程度の差で、自由と繁栄を、
それなりに実現している組織はある。
そうでもない組織が淘汰されていくのだろう。
そうやって、ガバナンスは進化していくのだろう。
それが、フェアな経済的な競争によるのは良いが、
暴力によるのは今日許されない、ということだ。

でも暴力は無くなっていない。
国が依然、軍隊や核兵器を持ち、
警察は実力をもち、つまり暴力がガバナンスに使われている。
それは許容されるのか。ネイティブ・アメリカンを銃で脅したり、
皆殺しにすることと、本質的に何が違うのか。

違いはないと思う。
現実的に仕方がないとして。
まだ世界は、そういう未熟さがたくさん残ってるんだな。

追:
しかしね、テクノロジーや経済の発展が暴力の強さにも比例するとすれば、
いくら非暴力と言ったって、経済競争してれば排除できないでしょ、実際は。
むしろ今日考えるべきは、暴力を使うメリットって何よ?ってことじゃないかな。
ロードオブザリングのサウロンとか、皆殺しじゃー!って言ってるけど、
いっつも疑問なのは、皆殺ししてどうすんのさ?ってこと。
村を襲って村人を全員殺して家も畑も全部焼き払って。
で??みたいな。
財産無くなるよ?労働力無くなるよ?罪悪感残るよ?
そういう長期的、マクロ的視点は無いんだなきっと。
目の前にある財産を強奪するという近視眼的なメリットにとらわれてる。
スペインが南米の黄金を強奪したように。
全体的にみれば、殺しあうより協力し合う方が繁栄するに違いない。
収奪するよりフェアに取引する方が結果はいいのだ。きっと。
だから、暴力は全体的にみて損だ。

じゃあ暴力が正当化できるのはどんなとき?
死刑とか、テロへの報復とか?
つまり制裁とか抑止力とか。
狂った人とか、もうどうしようもない人の排除や正当防衛?
これはまた別途。。


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