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もっちーのせかい

テロ

イギリスのアリアナさんのコンサート会場で自爆テロがあり、
たくさんの人が死傷した。

本人にどんな理由があろうと、
未来ある若者たちを自分勝手に殺す行為は正当化できないだろう。
でも、毎回思うが、犯人が憎い、ISISを潰せ、と言う前に、
どうしてこういうことが起こるのか、考えることが大事ではないだろうか。
(今回の犯人がISISと関連があるかは不明ですが。)
 
ISISを潰しても解決にはならないと思う。
犯行者の資質を責めたり、厳罰を決めても、解決にはならないと思う。
なぜなら、そういう破壊的行為に走る人間は、
人間社会を信じられなくなった人であり、
社会がアンフェアで歪みがあるから出てくる存在だからだ。
だから、いくら特定の組織を潰しても他の組織ができるだろうし、
別に一人だって色々できる。
そういう辛い思いをしてしまう存在、
そこまで追いつめられる存在をつくる社会に問題があるのだ。

本人の資質は問題ではない。
そうかもしれないけど、そうではないかもしれない。
もし自分が劣悪な軍事政権の国家に生まれ、
両親は自分を見捨て、集団レイプされ、
日々の生活もままならない状況で生きていたら、
この世界を恨まずにいられるだろうか?
恨まないと言い切れる人などいないだろう。
自分はこんなに生きるか死ぬかで苦しいのに、
なぜマンチェスターに生まれた自分と大して変わらない子どもたちは、
ヘラヘラとコンサートを楽しんでいるのかと、
思う方が自然なのではないだろうか。
たまたま生まれた環境が「恵まれて」いただけの自分が、
そういう人が引き起こしてしまった、引き起こさざるを得なかった
そのテロを、犯行者の卑劣な資質のみの問題として片付けるのはおかしいだろう。
そもそも、人殺しが楽しいからやるという人などいないのだ。

決して殺人を擁護するわけではありません。
しかし、問題の所在を安易に「本人の資質」のせいにするのではなく、
「社会の歪み」が原因と考え、フェアな社会をつくるために知恵をだしあう、
そういう議論をしましょうということです。いい加減。

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