コンプライアンスとかいう意味不明なクルクルパーな言葉が流行るというのが、
いかにも日本らしい。と、改めて思ってみる。
どの説明を読んでも全然意味がわからない。
法令順守、それだけじゃなくて倫理を守るCSR。
はあ。何いってるの??
まず、法律というのはハッキリと境界線があってここからあっちはアウト、
こっちはセーフ、という認識が間違ってる。
法律ってそういうシロモノではないし、自分たちで作るもの・変えていくものだ。
だから、まず「あっちにいってアウトになるのは最低限避けましょうね。
言われたことはキチンと守りましょうね。」
という意味の「法令順守」は、両方の意味で間違ってる。
いかにもリーガル音痴の日本らしい。
そして法律以外の「倫理」を守るとか、もはや笑える。
何なの企業の倫理って。
価値観ってそれぞれ違うから色んな企業や人があって、
商品やサービスの提供を、ソリューションを、競い合ってるんじゃないの?
違うから強制できなくて、最低限の部分だけ法律にしてるんじゃないの?
バカらしいにも程がある。
そもそも、そんなこと言われても何にも実効性が無いし、
当たり前すぎて何も言われてないに等しいし、
それができていて「良い企業」かどうかは、マーケットが判断することなんでしょ。
顧客はもちろん、ステークホルダーみんなをバランスよく幸せにできて、
良い循環を築けている企業が「すてきな倫理」を持った企業ってわけで、
そういう会社はコンプライアンスとかいう間抜けな評価を頂かなくても、
利益という具体的な結果が出るわけだし、唯一それで評価できることでしょう。
あーほんとリーガルマインドが無い国だ。