日本人のマジョリティは、
「金儲け=悪」という感覚をいまだに強く持っている。
これは、そろそろいい加減に正すべき間違った考え方だと思う。
企業が「利益を追求すること」をはしたないと感じ、
知事が自分の給料を減らすことを美しいと感じ、
銀行に預金してさわらないでお金をためていることを賞賛し、
無償でハロウィンの掃除したりすることをほめたたえる。(そのくせ寄付はしない)
日本人の「ものを考えない」気質とか、
政府が銀行から中央に金を集めて使うために貯蓄を奨励した名残とか、
色々原因はあると思うが、上記は全部おかしな考え方・感覚だ。
企業は利益を出すために活動している。
それは悪いことどころか、企業はそのために存在している。
利益(純利益)というのは、売上から取引先や従業員や銀行や
政府に必要な支払いをして、最後に残った株主の取り分だ。
それを増やすということは、不適切な配分は無しとして、
ステークホルダーみんながハッピーになるよう活動するということだ。
こんなに素晴らしいことはない。それの何がどう悪なのか。
何もわかってないとしか言いようがない。
利益を追求するには、社会に必要とされている商品・サービスを提供して、
各ステークホルダーの適性な利害調整をしていかないとできないことなのだ。
また、報酬を減らすということは、それだけの働きしかしないという意味に等しい。
偉くもなんともない。むしろ横暴だ。
仕事に対して適正な対価をもらわないと、モラルハザードなり何なりいろんな歪みが生じる。
また、同じ話だが、無償労働をやけに賞賛する。
もし本当に対価が得られない仕事なら、社会にとってやる意味がないということだし、
対価が得られる仕事をタダで我慢してやってるとすれば、
誰かの仕事を変に奪っているということになる。
何にもイイことはない。
いい加減にきづいてほしい。
金融リテラシーをあげてほしい。
馬鹿なバラエティとグルメ番組ばかり見てぼーっとしていないで、
自分の頭でちゃんと考えてほしい。