今年のはじめに録画したままずっと観ていなかった
NHKの「NEXT WORLD ～寿命はどこまで延びるのか」をみてみた。
こわすぎる。
NHK頭大丈夫かな。
「私たちの寿命はいま、一日に5時間延びている」
「再生医療技術も進歩して、身体のパーツを交換する事で癌も認知症もなくなり、
ずっと長く生きられる」
「NMN（若返り薬）で若返りが現実になってきた。おじいちゃんおばあちゃんでも
若者と同じようにスポーツや恋愛を謳歌する時代になる」
大丈夫じゃないな。
まじめな顔で何いってるんだ？
なんかね、そろそろ、「長生き＝良いこと」って考え方をやめません？
アンチエイジングとかやめません？きもちわるいんですけど。
衛生状態も栄養状態も良くなくて、乳幼児が感染症でバタバタ死んで、
寿命が50歳とか、人間50年～、とか、そういうのはいやですよ。
その段階だと、長生きを目指してもいい。
でもさ、平均寿命80歳になって、100歳をこえるぬらりひょんみたいな
人間もたくさんでてきて、寝たきりで子どもや孫に世話してもらって、
ボケてわけわかんなくなっちゃって、もう充分じゃないですか。
人間の手で、医療で、人間が全く問題なく若いまま80歳をこえてずっと生きるなんて、
到底信じられない。仮にそうなったとして、地球の人口が増えすぎてとんでもないことに
なりそうだし、感染症に弱くなりそうだし、気味悪いし、
生きたくもない人はどうすりゃいいか問題だし、、、
やっぱり、長生きが良いんじゃなくて、どういきるかが問題だと思う。
スポーツや芸術の世界で、日々全力を出しつくして、
30代で、「もう死んでもいい」って本気で言っていた人、何人も知ってる。
みんな、それほどまでに懸命に生きてるのかな。
なんとなくぼーっと生きて、「老後」の事ばっか心配して青年期を生きて、
「老後」は公費使って旅行三昧して、病気になって医療費使って、
寝たきりになって介護保険つかって、子や孫の世話になって彼らの
生活を封殺して、未来に借金残してボケて胃に穴あけられて廃人みたいになって
90歳で死ぬ。そんな人生、誰にとって幸せなの？
