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もっちーのせかい

マスコミ

今さら感があるが、「風評被害」という言葉をテレビで見るたびに
イライラする。

白か黒かハッキリしないけど、これこれこういう理由で黒の可能性が●%ぐらいある、
という情報提供(報道)に対して、消費者がその情報を元に、
あるエリアの農産物を買い控えたりすることは、
まっとうな危険回避行動で、報道も有用な情報を提供していることになる。
これをその農産地が「風評被害」といってマスコミを訴えるのはお門違いである。
農産地が取るべき行動は、自分の農作物が黒である可能性は、
まず、こういう理由で実は●%なんですと、修正情報を提供すること。
もしそれが、マスコミの報道値と大幅にずれがあって、
マスコミの裏付けが杜撰だった場合はマスコミに落ち度があるけれど。
または、悪い影響を与えた元(東電とか)を訴えること。
ではないでしょうか。
マスコミの言ってる黒の可能性は大体正しいのに、
自分たちの農産物が売れないと困るから怒る、
というのは、当然だけど人を騙して、害して、
自分たちが利益を得たいという違法行為だ。

ただ、マスコミ、テレビ局なんかが、盛る、煽る、
というのも、容易に想像がつく。
本当は黒の可能性は10%ぐらいなんだけど、
ハッキリは言わないけど、番組の雰囲気とか効果音とか構成で、
ほぼ90%黒っぽいみたいな伝え方をする。
理由は簡単で、そっちの方が視聴率がとれるからだ。
それは、明らかにテレビ局が悪い。

テレビ局は、正しい報道のためには、黒であることの根拠をきちんと合理的に述べて、
(どこかの資格を持った誰かが言ったから、とかではなくて、科学的に)
その根拠によると、●%ぐらいの可能性で、どこのエリアで、時間軸はこれぐらいで、
黒です、と言わなければならない。それが、正しい情報提供だ。
でも、そうはならない。
なぜなら、ゼロか100か、ハッキリしていて、面倒な論拠はいらなくて、
おもしろおかしくて刺激的ならいい、というのが、視聴者だからだ。
だから、視聴率と正しい報道なんて、相容れない。
そしてテレビ局は株式会社で営利を求めるんだから、
正しい報道なんてあまり期待できない構造なのだ。
そこがやはり問題の根幹なのだ。

やはりそこは、もっと規制というか、工夫してもいいのではないか。
バラエティはどうでもいいが、ニュースや、経済や、政治に関わる報道は、
もっと正しい情報を提供してもらわないと困る。
面白おかしくするという方向では困る。
まあ一番困るのはそういうバカな報道番組をぼけーっと見て
ぜんぶ鵜呑みにする視聴者なんだけどさ、、。

例えば、最近頑張ってるabemaTVとか新しい勢力が色々あるけど、
そういうところはとりあえずクオリティの低い、低俗なバラエティを
やっているけれども、そうじゃなくて、地上波のテレビ局がやっていない、
「正しい報道(情報提供)」をやるというのは、ひとつの道ではないのかなあ?
ちゃんとデータとか、数字や合理的根拠に基づいた情報を提供する報道番組。
誰も提供していないんだけどなあ。
つまらないのかなあやっぱ。


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